日本酒と冷え性

日本酒に特に多い「アデノシン」とはどんな成分?


冷え性にはアデノシン成分が効く

アデノシンは血管を拡張して体温を上昇させる

アデノシンは特に日本酒に多く含まれ、他のアルコール飲料を飲んだときよりも長時間、体温が2度ほど高い状態が続きます。特に冷え性の女性の方におすすめです。

肩こり、肌荒れ、むくみにアデノシン

血流が良くなると筋肉のこりもほぐれるので、肩こりのある方にもおすすめです。肩こりを放置したままにしておくと、血液の循環が滞り、肌荒れやくすみなどの肌トラブルが起こる場合があります。

二日酔いの原因もアデノシン?

頭痛タイプの二日酔いなら、日本酒などに多く含まれるアデノシンが原因かもしれません。アデノシンを過剰摂取すると、どんどん血管が拡張されて、血管が炎症を引き起こすことによる頭痛が発生する場合があります。そんなときには血管を収縮するのがいいので、カフェインやセロトニンを含む牛乳を飲むといいでしょう。

冷え性の2つのタイプ あなたはどちら?


熱を作る為に体を動かし血液の循環を良くする

1.熱が足りない人は、お風呂や運動で熱を供給しよう

体の中で熱を作るのは一番は筋肉、二番目は肝臓です。日本酒には筋肉合成や肝臓の栄養におすすめのアミノ酸が豊富に含まれています。筋肉の少ない人は冷えやすくなるので、体を動かすように心がけましょう。お風呂では、ややぬるめの湯船に10分間。体温が1℃ほどアップし、寝つきもよくなって、ぐっすりと眠れるでしょう。

2.熱があるのに行き届かない人は、体の流れをよくしよう

肩がこる、首がこる、背中が重たい、足がむくむ・・・。ストレスの多い人も、体がかたく緊張しがちになっています。そんな流れの悪い状態では、体の中にいくら熱があっても行き届きません。かたくなった体をほぐして、流れをよくしてあげましょう。

体を温めるアルコールと、体を冷やすアルコール


体を温めるのは特に日本酒や焼酎

日本酒・ブランデー・赤ワインは体を温める

原材料がお米の場合、体を温める効果があると言われてます。特に日本酒は燗酒でも楽しめるお酒も多いので、より体は温まります。赤ワイン自体はさほど温める力はないですが、赤い果皮ごと発酵させるので、白ワインより体を温めると言われいます。

ビール・ウィスキー・焼酎・白ワインは体を冷やす

原材料が麦の場合、体を冷やすと効果があると言われています。肩がこる、首がこる、背中が重たい、足がむくむ・・・。ストレスの多い人も、体がかたく緊張しがちになっています。そんな流れの悪い状態では、体の中にいくら熱があっても行き届きません。かたくなった体をほぐして、流れをよくしてあげましょう。

体を温める食べ物と、体を冷やす食べ物


体を温める食べ物

冬が旬なものや、暖色系の色の食べもの、発酵食品は体を温める

【育つ環境で分ける】

冬が旬のもの、寒い地方でできるもの 例)南瓜 サンマ カツオ エビ

 【地面より下か上か】

地面より下にできる 根菜類 例)じゃがいも 人参 大根 玉ねぎ 南瓜

 【色・形・成分】

黒い色・赤い色・オレンジの色の物 暖色系 例)赤身魚 鮭 小豆 黒豆 黒砂糖 栗 みかん

 【その他】

ココア 紅茶 唐辛子 わさび 山椒 塩辛い調味料 発酵食品(味噌 納豆 チーズ キムチ 漬物


体を冷やす食べ物

夏が旬の食べ物や地面より上に出来る野菜は体を冷やす

【育つ環境で分ける】

夏が旬のもの、暑い地方でできるもの 例)スイカ バナナ メロン パイナップル

【地面より下か上か

地面より上に出来る 例)レタス トマト キュウリ ナス セロリ 白菜 レンコン

【色・形・成分】

白い色・青い色・緑の色の物 寒色系 例)牛乳 白いパン 白砂糖 枝豆 豆腐 小麦 ナス

 【その他】

緑茶 コーヒー 清涼飲料水 酢 ごま油 昆布 バター マヨネーズ 酸っぱい調味料


冷え性の方は、体を冷やす食材でも、煮る、焼くなど体を温める調理にすることを心がけましょう。