日本酒とストレス

ストレスにはプラスとマイナスの側面がある


適度なストレスは必要

プラスのストレスとは何か

良いストレスというのは、何かを達成させる原動力になったり、何かを頑張るための適度な刺激のことを言います。目の前の課題や試練(ストレス)をクリアすることで人間的に成長できたりと、良いストレスによる適度な刺激は、心身に良い影響を与えます。女性が恋をするときれいになるのは、適度なストレスにより女性ホルモンが分泌されるからです。

マイナスのストレスとは何か

ストレスというとマイナスなイメージが浮かび上がります。しかし、上記のようにストレスは人が心身的に成長する為には不可欠なものです。問題は個々のストレス耐性を上回るストレッサーが押し寄せることです。この状態になると、逆に心身共にマイナスな作用が働きます。

悪いストレスはアルコールで緩和できる


日本酒を適量飲む事でストレスが緩和される

「ストレスは万病のもと」と言われる由縁

現代、深刻化しているのが社会的・心理的ストレスです。悪いストレスは、体調を崩したり心が落ち込んでしまったり、さらには免疫力の低下させることで様々な疾患を呼ぶことにも繋がります。

アルコールはストレスを緩和してくれる

脳の中には、脳を興奮させるドーパミンと、興奮をしずめるセロトニンという物質がありバランスを保っています。ところがストレスがたまりセロトニンが不足すると、脳の興奮状態がつづきイライラしてきます。日本酒をはじめとするアルコールはセロトニンの分泌を促進させる作用があり、このセロトニンがストレスをおさえてくれるので、ストレスを解消するのに日本酒は適していると言えます。ただし、アルコールによるストレスの緩和は適量を飲んだ場合に限ります。

日本酒のアデノシンパワーがすごい


ストレスで収縮した血流をアデノシンによって流れやすくする

ストレスで血流が悪くなる

ストレスと自律神経は、とても密接な関係にあります。自律神経は、末梢神経のひとつで体の隅々にまで張りめぐらされた細い神経網です。ストレスによりその自律神経が乱れるようになると、血管が収縮して血流が悪くなり、頭痛、腰痛、高血圧、さらには脳梗塞や心筋梗塞など起こす可能性が出てきます。

激しいストレス時は日本酒がおすすめ

日本酒には脳の興奮状態を鎮静化するセロトニンが含まれているだけではありません。日本酒は血管拡張作用があるアデノシンという成分ををアルコールの中で最も多く含んでいます。ストレスで収縮した血管をアデノシンが拡張して血液が流れやすい状況をつくってくれるのです。

この血管拡張作用によって、日本酒には入浴やマッサージと同じように筋肉のこりをほぐす効果があり、とくに毛細血管の働きを活性化することが研究で立証されています。