アルコールとダイエット

■カロリーが高いアルコールは?


日本酒のカロリーは焼酎よりも控えめ

・アルコール度数はカロリーに比例する

酒類別にカロリーの高い順は

ウィスキー>焼酎>日本酒>赤ワイン>ビール となります。アルコール度数の高いウィスキーはカロリーも高めです。日本酒は1合で200Kcalあり、約おにぎり1個分ですので、カロリー面では太りやすいと言われています。

・カロリーは体の機能を保つのに重要

カロリーと聞くとマイナスイメージが強いかもしれませんが、エネルギーは体温を保ち、熱や労働をするための活力となります。日本酒だったら1合から2合に抑えれば、結果的に美容と健康に非常によい飲料水となります。2合までを意識して飲みましょう。

■糖質が多いアルコールは?


醸造酒は糖質は高めですが、その分栄養価が高い

【大前提】糖質はとりすぎると脂質に代わり体に蓄積されます

・日本酒などの醸造酒は糖質高め

日本酒・カクテル・ビール・ワインは、醸造酒といわれるもので糖分を含んでいます。それに比べ焼酎・ブランデー・ウイスキーといった蒸留酒は糖質がほぼゼロです。酒類別に糖質の高い順は

日本酒>ビール>赤ワイン>ウィスキー・焼酎(乙類)となります。女性が好きなカクテルはベースとなるリキュールは砂糖がたっぷり入っているので太りやすいです。

・糖質高めでも栄養価が非常に高い日本酒

ウィスキー・焼酎は糖質含有量がほぼゼロですが、アミノ酸などの栄養価もほぼゼロですので、日本酒ほど健康・美容効果は得られません。

■アミノ酸の多いアルコールは?


日本酒に含まれるアミノ酸は太りにくい体を作り美肌効果がある
日経Gooday参照

・日本酒のアミノ酸量は多種ある酒類の中でも断トツ

日本酒にはグルタミン酸、アラニン、ロイシン、アルギニンといった、多くのアミノ酸がバランス良く含まれています。白ワインと比較すると約10倍もあります。

・アミノ酸でやせやすく・太りにくいカラダ作り

アミノ酸に含まれるリジン・プロリン・アラニン・アルギニンは脂肪を燃焼させてくれるアミノ酸で有名です。ダイエットをしたい方には嬉しい働きがあります。

・アミノ酸は美肌を作る

アミノ酸はコラーゲンをはじめとした肌を構成するタンパク質の原料です。また肌の角質層に含まれる天然保湿因子(NMF)の主成分もアミノ酸です。

■日本酒を飲んでも太らないようにするには?


空腹時を避け、ゆっくり一緒に水分を飲みながら飲むと太りづらい

・空腹時を避ける

空腹時に飲むと血糖値が急上昇。そうすると血糖値を下げようとしてインスリンが大量に分泌されます。インスリンは体内に残った糖を脂肪に変えて蓄えようと働きます。

・飲酒前にタンパク質と脂質を取る

タンパク質や脂質を含むものは消化吸収に時間がかかるため、そのあとのアルコールの吸収を穏やかにします。

・ゆっくりと飲む

当然ながら勢いよく飲むと酒量が増えます。一気飲みはやめましょう。

・一緒に水を飲む

一緒に水分を摂ることによって、血中アルコール濃度を下げることができます。アルコールによる利尿作用で、身体が水分不足に陥ることを防ぐためにも、積極的に水分を摂りましょう。

■ダイエット中に適したおつまみとは?


・カロリーの低いおつまみを選ぶ

居酒屋でよく出されている料理では、油を使ったメニューは要注意。日本酒は一合で200kcalですが、いくらアルコールに気をつけても簡単に過剰カロリーとなります。成人1日1人の総カロリー数は2000kclが目安です。湯豆腐や野菜の煮もの、酢のもの、冷や奴、きのこの焼きもの、枝豆、あさりの酒蒸し、もろきゅう、白あえなどは、低カロリーなだけでなく、栄養バランスが良くおすすめです。

・和食と合わせる

和食は洋食や中華に比べると、脂肪分も少なくヘルシーで野菜もたっぷりとることができます。野菜をしっかりとり入れることで、野菜に含まれるビタミン、ミネラルがアルコール代謝に役立ちます。特に「糖質代謝」にはビタミンB1が関わっているのでうなぎ、タラコ、豚肉、豆腐、ぬか漬けをおつまみに日本酒をいただけば代謝もスムーズになります。

・糖質の量を食事で調整

日本酒を飲む時は、シメのご飯や麺類はNGです。糖質の少ない、野菜、きのこ、海藻類、魚介類、大豆製品を中心に選ぶことがポイントです。